ハンター試験編、天空闘技場編、ヨークシン編、グリードアイランド編…ハンターハンターにはさまざまな場面において“初心者狩り”が存在します。
どの場面においても共通するのは、彼らは決して高い能力を持った強敵ではないけれど、その編のストーリー進行の肝となる大切なことを読者に教えてくれる噛ませ役だということ。
往々にして彼らはカワイソウな末路を辿ることとなります…。
今回はそんな「初心者狩り」たちに注目してみましょう。
ハンター試験編【トンパ】

おそらく初心者狩りのなかでも最も有名なキャラクターと思われるのがこのトンパ。
10歳の頃からハンター試験を毎年受けつづけており、今回で35回目。
試験に受かるのが目的ではなく、毎年新人を脱落に追い込み、その様をみて楽しみたいというゲス野郎。
ハンター試験において、ゴンたちに下剤入りのジュースを飲ませようとするところから始まり、様々な手を使ってゴンたちの足を引っ張ろうとします。
そんな彼も、意図せず第四時試験まで進んでしまった際には「ここまで来たからには合格したい」と、ちょっと本気になってましたね。
最終的には、またコスい手を使ってゴン達を出し抜こうとしたところをクラピカさんに沈められて終了。
蹴りが入った瞬間が実にキモチイイ。

“マッシュル”でも同じ文言が使われててスカッとする。

さらにグリードアイランド編にて、キルアが翌年の試験を受けにいった際にも同じジュースを配ろうとしてたのが面白い。
キルアにコロされなくてよかったね…。
天空闘技場編【ギド・リールベルト・サダソ】

念を知らないまま200階クラスまで上がってきた闘士をカモにして稼ごうとするセコいやつら。
念能力というものが作中に登場して間もなく、ゴンやキルアに対してその厳しさを教えてくれることになりました。
念能力を使ったバトルにおけるチュートリアルの最初のボスキャラのような立ち位置で、戦い方が分かってしまえばさほど苦戦する相手でもありませんでしたね。
念素人のゴンキルにとっては強敵のようにも思えましたが、念能力を少し齧った天才少年二人にあっさり看破される役回りとなりました。
ギドさんは、念能力初心者のゴンの練によるガードで自慢の独楽を全て叩き落とされて攻撃手段を失った挙句、義足を叩き折られて試合終了。


これが“じゃんけんグー”ならギドさん死んでたかも。
リールベルトさんの“爆発的推進力”って能力なんかは今思えばなんじゃそらって感じの能力だし“双頭の蛇の正体”なんてただの電撃鞭であって念能力なのかどうかすら怪しい…。


オーラバーストもサンダースネイクも、今となってはキルアの劣化版能力でしかないですね。
サダソに至っては、キルアにちょっと威圧されただけで戦意喪失し不戦勝を献上することに。彼の念能力も見てみたかったなぁ。
ヨークシン編 【ネオン護衛チームの先輩方】

仲間の緋の目を取り戻すため、裏社会を牛耳るマフィアであるノストラード組長の娘ネオンを護衛する任務についたクラピカ。
初めはそんな新参者のクラピカを舐めていた護衛チームの先輩方。

特にリーダーであるダルツォルネは「勝手に敵の姿を想像するな」とクラピカにイキリ散らかしていましたが、レスバ最強民族クルタ族のクラピカさんには全く効いてませんでした。
それにしても初登場時のセンリツさんのキャラデザがヒドいw

護衛チームの新入りを試すためにクラピカ達新入りに攻撃を仕掛けますが、あっさりと看破されて終了。
スクワラに至っては、ヴェーゼに唇を奪われて醜態を晒していました。
まだまだ念能力の設定が登場して間もない頃だったためか、今思えばショボい能力でイキッてる人たちが滑稽に思えます。

犬の世話としつけが得意なスクワラさんの悪口はそこまでだ。
最終的には幻影旅団の圧倒的な強さを引き立てる役回りに。先輩方は成す術なく殉職してしまいました。
余談ですが、特にイキッてた訳でもないヴェーゼがシズクのデメちゃんによる殴打であっさりやられてたのはなんでやねん…。

戦闘に特化しているわけでもなく、比較的非力なシズクにただの具現化した掃除機で殴られて一撃KOとは…。“発”に特化しすぎて念の基礎修行を怠ったツケですね。
グリードアイランド編【ラターザ】

グリードアイランドに入ったばかりのゴンとキルアの前に突然現れ、スペルカードによる攻撃を仕掛けたコイツ。(「ラターザ」って名前らしい。)
「スペルカードによる攻撃」というゲーム内のルールを読者に紹介する役回りでした。
キルアに圧をかけられ、ビビってすぐに退散。
直接的な戦闘ではゴン・キルアには全く敵わないんでしょうが、グリードアイランドというゲームの経験おいては有利な立場であったため、ズル賢い立ち回りを見せた彼。
残念ながら次に登場した時には、あえなくフィンクスとフェイタンにやられてました。

意気揚々と初心者狩りを繰り返すなかで、迂闊に手を出してはいけない奴らにちょっかいかけちゃったんですね。
こいつもバッテラに雇われてクリア目指してたのかな…?
キメラアント編【狩って面白ェ】

狩りって面白ェ…ッ♪
キメラアント編にはそれまでと違って明確に初心者狩りと位置付けられるキャラクターは現れなかったのですが、キメラアントのヤバさを印象付けたという意味ではコイツかなと思います。
キメラアントの調査に乗り出していたポックルチームの中で、アマチュアハンターながら行動を共にしていたポンズ。
久々の登場に読者は歓喜しましたが、無惨にもキメラアントの戦闘兵に惨殺されてしまいました。
久しぶりに登場した彼女があっさり退場となった事は、読者に衝撃を与えるとともにキメラアントのヤバさを印象付けることとなりました。

個人的にはポンズがやられたとは思ってなかったので、あれがポンズだと知った時の衝撃たるや…
そしてその後、ご承知の通りポックルも捉えられてあんなことに…。あっ…あっ…。
中途半端に自信を持ったアマチュアが軽い気持ちで首を突っ込むべきではなかったと教えられる、ある意味で初心者狩りと言えるエピソードでした。
まとめ

今回はHUNTER×HUNTER名物とも言える、「初心者狩り」について見ていきました。
- ハンター試験編「トンパ」
- 天空闘技場編 「ギド・リールベルト・サダソ」
- ヨークシン編 「ネオン護衛の先輩方」
- グリードアイランド編「ラターザ」
- キメラアント編「名もなきキメラ」
初心者狩りのみなさんは概ね、最初はイキって登場して主人公サイドにプレッシャーを与えてくるのですが、結果的には返り討ちにあって可哀想な末路を辿ることが多いようです。
まぁ、基本的には初心者を舐めて掛かってるクソヤローな場合が多いので因果応報なんですけどね。
決して物語のメインキャラクターではないですが、彼らの存在があってこそ、その後の物語が際立つのです。
たまにはこういう人たちのことも思い出して愛でてあげよう…っていうお話でした!
ではまた!