2025年クリスマス。6歳の息子のサンタさんへのお願いは「ドラムが欲しい」でした。
僕の普段の姿を見てドラムに興味を持ってくれたようで嬉しい限りです。
サンタさんの予算の都合やプレイ環境の問題が多大きく、さすがに本物のドラムは貰えませんでしたが、代わりに届いたのがコレ!
楽器のネット通販の王、サウンドハウスが誇るPLAYTECH 【ロールアップドラム PDR100】
プレイテックロールアップドラムPRD100
コレはちょっとパパも遊んでみたいと思ってたやつ!

これをきっかけに息子がドラムへの興味を深めていってくれると嬉しいです。
今回はこのロールアップドラムを触ってみた感想や正直なレビューをお伝えします。

内容物と仕様
本体と取り扱い説明書のほかに、フットペダルケーブル、電源用ケーブル、スピーカー用ケーブル、スティックが付属しています。

電源ケーブルを差し込めばすぐにプレイ出来ますが、肝心の電源アダプターが付属しておらず一瞬焦りました。別途用意する必要があります。

幸い、こういったものはスマホやタブレット等の充電用で一家に一つぐらいは転がってるでしょうから、それで対応出来ます。万が一持っていなければDAISOとかでも売っているので買って来ましょう。
また、付属の電源ケーブルはかなり短いものなので延長コードがあったほうが設置場所が幅広く取れるので、延長コードは必須レベルに感じます。これもまた別途用意するのをお勧めします。
ヘッドフォン端子に繋げれば手持ちのヘッドフォンやスピーカーから音を出せますが、本体にもスピーカーは付いているのでそのままでも問題なく使えます。

mp3端子にスマホやタブレットを接続して音楽を流すことができるので、好きな音楽を流しながら演奏を楽しめます。スマホを繋いで音楽を再生してみましたが、少し音量が小さく、スマホ側の音量をMAXに設定してようやく普通に使える程度。

内蔵スピーカーでは限界を感じる…
複数の音色を内蔵していますが、正直なところその中で普通に使えそうなのは3つぐらいかなぁ..。あとはクセが強すぎて使いにくそうな音色が多い印象です。
「このモードのスネアと、このモードのシンバルと、このモードのタムとを組み合わせて使えたら…!」って感じで。ここらへんの音色の組み合わせは何とかならなかったのか製作者さんよぉ…と、非常に惜しいと思うのが正直なところ。
デモ音源(4種類のリズムパターン、9種類の伴奏)が収録されており、それに合わせて演奏することが可能。…ですが、その音源自体が魅力的かというとそうでもないので、実際には好きな曲をスマホなどで流しながら叩くことがほとんどでしょう。

付属のスティックは一般的なものより短くて軽いので、お子様でも扱いやすいものになっています。
一般的なスティックでも演奏は可能ですが、パッドにかかる負担などを考えると、できれば付属のスティックで演奏した方が良さそうです。盤面が小さいので、普通のスティックでは逆に演奏しづらいかもしれません。

付属スティックはとても軽いのでおそらくメイプル製だと思います。あまり乱雑に扱うと折れそうですので、このスティックでリアルなドラムを叩いたりするのはオススメしません。
一通り叩いてみて気になった点

・繊細な表現は出来ない
ゴーストノートなど、繊細なタッチの再現は不可。手癖でゴーストノートを打ってしまうとバシバシ鳴ってうるさくなってしまいます。ある意味では、曖昧なタッチによる「逃げ」が許されないなと感じます。
・誤タッチによる暴発
どうしても各パッドの間隔が狭いこともあり、誤タッチによる音が出てしまいます。(…まぁこれは僕が下手なだけかもしれないので、練習次第で改善の余地はありそう。)
・8ビートの叩きにくさ
構造上どうしてもハイハットとスネアの高低差がないので、腕をクロスしての8ビート等の基本リズムは叩きにくいです。腕の位置やスティックの持ち方の工夫でなんとか対応していく必要があります。
・バスドラパッドの仕様
バスドラムに対応しているパッドがあるので、そこをスティックで叩いてもバスドラムの音が鳴らせる…のですが、フットペダルを踏んでいる間は手元のパッドは反応しない仕様になっています。まぁ、通常のドラム感覚で演奏する場合はペダルを踏んで音を鳴らすのでほとんど問題はないのですが、少し気になったポイントです。
・ハイハットペダルの操作感
ハイハットペダルの操作感に関してはやや不満あり…と言った感じ。しっかりとしたオープン/クローズには反応してくれません。あくまでオープン時の時のハイハットの音とクローズ時のハイハットの音を出すための装置って感じで、オープンで叩いた直後に踏んでも音がシャキッと止まらず音が最後まで伸びるので、キレのいいオープンクローズ音は出せません。
・音量バランス
全体の音量バランスはやや不満あり。とくにライドシンバルの音量がうるさく、スネアやバスドラの音をかき消してしまいます。全体の音量調節だけでなく、各パッドの音量も微調整出来れば良かったのですが、流石にこのグレードのものにそこまで求めるのは酷かもしれません。
・シンプルな演奏には困らない
連打にはそこそこの速さでも対応してくれるので、シンプルなシングルストロークでのスネア連打やタム回しぐらいならストレスなく演奏出来ます。
・手軽さは魅力的だが…
自宅で演奏したい時にサッと用意できる手軽さがいいところ。
「折りたたんで持ち運べる」と公式は謳ってはいますが、実際にこれを持ち運んでまで外での演奏に使えるかと言うと正直シンドイと思います。「友達の家に持って行って遊ぶ」ぐらいが限界かなぁ。
あと、「持ち運べる」ことを売りにしているなら、充電式かもしくは電池でも使えるようになっててくれれば嬉しかったな…と思います。やはり電源コードを繋ぐために設置場所が制限されるのが少し辛いところ。
簡易的な演奏や子供のおもちゃとして使うには優秀

ドラムっぽいおもちゃとしてはかなり優秀かなという印象です。
アン○ンマンドラムなどのよくあるドラムっぽいおもちゃと比べると、かなりしっかりドラムとしての基本的な機能は抑えています。
子供がドラムに興味を持ってくれるための入門としてはめっちゃいいと思います。下手にアン○ンマンドラムとかを与えるよりもリアルなドラムについての興味や理解が深まり、本物のドラムに取っ付きやすくなるはずです。
そういうおもちゃドラムと比べて、かなり早めの連打にもしっかり反応して音が出ます。音量差はつけられないですがフラムだって打てるぐらい。(普通のおもちゃドラムだとまず反応しません)
あまり繊細なタッチにとらわれず、手軽にその場でのノリでセッションする程度には充分楽しく使えると思います。
逆に、ある程度リアルな打感にこだわったり、本格的な練習に使おうとするのには不向きです。
やはりリアルなドラムにおいて大事なダイナミクス(強弱)を表現出来ないので、そこが惜しいところです。それがクリア出来ていれば本格的な練習にも使える神アイテムに変貌するんだけどなぁ…。
一曲叩いてみた
試奏ついでに一曲叩いてみました。特に綺麗な演奏に拘らずに一発撮りしたものです。
音の雰囲気と、誤タッチや暴発具合もあわせて参考にしてみてくださいね。
総評とまとめ

やや辛口寄りになってしまいましたが、手軽さや価格を総合して見ると、まずまず良いおもちゃだと思います。
バンド仲間たちと集まって家でワイワイ演奏を楽しむには充分ですが、本格的なライブやレコーディングに使えるかと言うと無理がありますね。(デモ音源作りぐらいなら使えなくはないかも)
こういった簡易的なロールアップドラムは、その手軽さゆえに色々な制限があるのは仕方のないことです。
細かいことは抜きにして手軽に楽しみたい方や、僕のように子供にドラムを知ってもらうきっかけを与えたい人、ちょっとだけドラムに興味があって試してみたい人など…。そういう人には充分オススメできるアイテムだと思います。なんせ本格的なドラムに比べりゃお安いですから。
ただ、これから本格的にドラムを始めたい!!とか、自宅でのしっかりとした練習に使いたい!…という人にとってはかなり無理があるので、そういう場合は本格的な電子ドラムの購入を検討しましょう。
何度も言いますが、手軽にドラムっぽい音を楽しめる!という点では優秀なおもちゃです。騒音やスペースの問題があって自宅での電子ドラムを諦めている人も、これなら自宅で使えるんじゃないでしょうか。
僕は、最近ドラムに興味を持ち始めた息子にまずこのロールアップドラムでドラムに親しんでもらって、徐々に本物のドラムにも触れさせていきたいと目論んでいます。
将来、息子と一緒にドラム2台使ってセッションするのが夢なのです!

