こんにちは。あきひとです。
今回は自己紹介的に、僕が個人的にですが、これまでにドラムがカッコ良すぎて電撃が走るとともにドラムの難しさに絶望した曲を6曲、紹介したいと思います。
シンプルに激ムズな曲もありますが、その当時の僕自身が衝撃を受けた度合いの強いものを紹介するので、それなりにドラム経験のある人からすれば何てことのない曲も含まれます。
初心者ドラマーの皆様に共感してもらえると嬉しいです。
the dance of eternity/DREAM THEATER
ドリームシアターの組曲。プログレ。
J-POPぐらいしか知らない若かりし日の僕が、友達の家に泊まりで遊びに行った日の深夜に見せられたドリームシアターのライブDVD。
その中に収録されていた組曲。
“the dance of eternity”
言葉では言い表せない衝撃。エレクトリックサンダーが走る。
何コレ超カッコえええぇぇぇえ!!あばばばば…
ドラムを始めて一年にも満たない僕には理解出来ない程に豪勢なドラムセットと、そこから繰り出される理解不能だが正確無比なフレーズ。
難解だが、聴き応えのあるバンドサウンド。超絶技巧。変拍子。
「なんだこれは…
こんなサーカスみたいに人を惹きつける音楽を生演奏できる人類が存在するのかー!」
…という衝撃を受けたのをはっきり覚えています。
気づいたらその日見たDVDを自分でも買ってましたよ…。
Funky Punch/JIMSAKU
神保彰氏と櫻井哲夫氏の神セッション。
ベースとドラムだけでこんなに美味しい曲になるのかーーー!!
…と、感動脳汁ビシャーーー!!
…とともに、「何回人生繰り返したらこの境地に辿り着けるのだろう」と絶望に導いてくれる曲。
人生100周してもここまで辿り着ける気がしねぇw
ホンモノの四肢独立とはこういうことを言うんだろうな。四肢のそれぞれに自我が芽生えてますねこれは。
今でも定期的に聴いては脳汁を垂れ流しています。
球根/the yellow monkey
the yellow monkeyファンにとって、その名の通り根強い人気を誇る曲。
ゴーストノートなど小細工は多用しない、シンプルで力強いビートがロックを感じさせます。
この曲自体はスローテンポなJロックで、他に挙げた曲と比べれば難易度は断然易しいです。それこそドラム初心者にはオススメできるくらいに。
しかしこの曲は、僕が中学生の時初めて人前でドラムを叩く事になった思い出深い曲なんです。
8ビートがなんとなく叩けるかなー?ってぐらいの頃、周りに流されて文化祭の舞台でバンドをやる事に。
周りにドラムを教えてくれる人が居るわけでもなく、ドラムセットにもロクに触る機会もないままぶっつけ本番で挑んだ文化祭の舞台
不安要素満載で自信のかけらもない、弱々しい8ビートのみを叩く姿を全校生徒の前で晒しました。
せめて少しはドラムを分かっている人に教えてもらえればよかったのな…。
今となっては良い思い出ですが、この時の恥ずかしさと悔しさがあって、その後ドラムをしっかり始めるきっかけになったのだと思います。
ちなみに、この時のバンド名は【バニッシュ】でした…。あぁ、記憶から消し去りたい()
Spain/Chick Corea
ジャズセッションなんかでの定番曲のひとつ。Spain。
プロからアマチュアまで多くのミュージシャンにカバーされ、様々なバージョンが存在します。
それまでポップスやロックしか知らなかった僕にとって、ジャズフュージョンのカッコ良さと面白さと難しさを見せつけられ絶望した一曲です。
いまだに演奏の尺がよく分かってないのはここだけの話…。
GO! GO! MANIAC/放課後ティータイム
言わずと知れたアニメ「けいおん!!」のOP曲。
アニメ「けいおん!!」を観たときに
「なんじゃこれカッコええーー!!」
…と一目惚れならぬ一聴き惚れをしたことは良い思い出。
もちろんこの曲自体の演奏難度の高さは絶望的ではあるのですが、何よりも絶望を与えてくれたのはコレです↓
今や日本ドラマー界を牽引する存在、川口千里様。
当時、まだまだあどけない中学生女子がこんなにもパワフルでテクニカルなこの曲を笑顔で演奏する様を目の当たりにして、「なんて自分はちっぽけなドラマーなんだ…」と思い知らされましたね。
いやぁ…今見てもワクワクする。
そしてこれを演奏しているとされる放課後ティータイム…。無茶だw
番外編:Daydream/泉陸奥彦
この曲は実際にドラムで絶望した…とはちょっと違うのですが、これを挙げずにはいられません。
僕のドラマーとしてのルーツを辿れば、ドラムマニアというゲームは語らずには居られないのですが、その数々の曲の中でも深く絶望を突きつけられた曲がこれ。
Daydream。
古くからドラムマニアというゲームを知っている人なら誰もが共感すると思います。
初見時、滝のように迫り来るシンバル連打に成す術もなく瞬殺されたプレイヤーがどれほどいたことだろうか…。
未だにこんなもんクリア出来る気も、生ドラムでカバー出来る気もしません。
何やねん16分の17拍子て…。
発表から20年以上の時が経って、この曲をフルコンしたり余裕でクリアする猛者が現れたりしていると聞いて、おじさん改めて絶望してます。
古参ドラマニプレイヤーにとっては思い出深く、もれなく絶望を与えてくれた名曲ですね。
おわりに
きっとあなたにも、衝撃を受けるとともに絶望した曲が一つや二つはあるはず。
「こんなの出来る気がしない。ドラムやめよっかな…。」
なんて思う気持ちもわかりますが、心折れずに是非ドラムを続けて欲しいと思います。
ドラムに限らず、成長とは今の自分に出来ることを少しずつ超えて行くこと。
必死に背伸びをしてやっと超えられるかどうか…という壁を乗り越えていくことを繰り返しているうちに、気づけばとんでもなく高い所に辿り着いていたりするのです。
そんな時にふと振り返ってみると、「おや?あの時あんなに苦労したことが簡単に出来る…
と、自分自身の成長に気付く時が来るはずです。
絶望を乗り越えた先に、今より高い所から見える景色はきっと絶景。
ドラムを楽しみながら、少しずつ高みを目指しましょ!
ってお話でした。
ではまた!
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