ドラムを始めてしばらくすると『自分の楽器』が欲しくなってきますよね。
代表的なものはスネアやフットペダルですが、それはちょっと高くて手が出しにくい…。
そんな時にオススメなのが【スプラッシュシンバル】です。
- 他のシンバル類に比べてお手頃価格で個性を出せる!
- なんなら複数個セットしてもイイ!
- 小さくて軽くて、持ち運びも楽チン!
そんなスプラッシュシンバルについてのアレコレを、初心者の方もにわかりやすく解説します。
初心者でも使いやすいスプラッシュシンバルのおすすめ5選
Sabian B8X Splash Cymbal
SabianのB8Xシリーズは、初心者向けに作られたエントリーモデルです。
とはいえ、小さくてもしっかり大きい音量が出るので、ロックやメタルの演奏でも他に埋もれない力強い音が出せるのが魅力。
Meinl HCS Splash Cymbal
低価格ながら、明るく華やかなサウンドが特徴です。
音の明瞭さとリアクションの良さが、扱いやすさとともにおすすめポイントです。
Paiste PSTX Swiss Splash Cymbal
Paisteの伝統的なスイス製造技術を採用しており、独特の豊かな音色を持っています。小ぶりなサイズながら、抜群のプロジェクション力を発揮するため、演奏時の存在感があります。
何よりもまずこの見た目が印象的ですね。
シンバル表面に不規則に空けられた穴の効果で、通常よりも歪んだ音になり抜群の存在感を放ちます。
Istanbul Agop XIST Brilliant Splash Cymbal
トルコのイスタンブール・アゴップ社の製品で、一般的なエントリーモデルよりも少しお高め。
鮮明なトーンと豊かな倍音が美しい。
せっかくなら高品質なシンバルが欲しいと考えるなら、オススメできるシンバルです。
PLAYTECH ( プレイテック ) / PCE8SP Splash 8″
サウンドハウスで見るサウンドハウスのオリジナルブランド【PLAY TECH】のスプラッシュシンバル。
お値段、なんと3280円
何と言っても圧倒的にリーズナブルな価格が最大の魅力。
他の有名メーカーのシンバルには一歩劣る印象ではあるものの、お値段以上の音で鳴ってくれます。
とりあえずスプラッシュシンバルを試してみたい初心者はもちろん、二枚目以降の変化球として使ってみたい方にもオススメ。
スプラッシュシンバルとはそもそもどんなシンバル?
ここまで初心者にオススメのスプラッシュシンバルを紹介してきましたが、
そもそもスプラッシュシンバルって?どんなふうに使うの?
という疑問を抱いている初心者の方に簡単に説明します。
スプラッシュシンバルは、いわゆる「エフェクトシンバル」の一種です。
通常のクラッシュシンバルに比べて口径が小さいシンバルで、概ね6インチ〜12インチ程度のものがほとんどです。
小口径のため、通常のシンバルよりも高音でサスティーン(残響音)が短い“シャーン”という音が特徴的です。
スプラッシュシンバル自体は、「ドラムの演奏に必須」というものではありません。
しかしその存在感は大きく、ドラムフレーズのアクセントやスパイスとして絶妙な効果を発揮してくれます。
ドラマーでなくても「スプラッシュシンバルの音が好き」という人は多いです。
特徴的な音で、ドラムのことをよく知らない人に対しても印象を与えやすいので、ドラマーにとってはかなりオイシイ飛び道具になります。
女子ウケも良かったりするので、気になるあの娘が見ているライブなんかでは、ここぞとばかりに叩きまくりましょう!
スプラッシュシンバルの価格帯とオススメの選び方
スプラッシュシンバルに限らずほぼ全てのシンバルに言えることですが、基本的には口径が小さい物ほど高い音が鳴りサスティーン(残響音)は短く、大きい物ほど低い音が鳴りサスティーンが長くなります。
また、小さい物ほどお値段は安く、大きい物ほど高額になります。
メーカーやシリーズにもよりますが、だいたい5000円~20000円くらいが相場です。
(サウンドハウスのプレイテックなら最安でなんと850円の物も…!)
スプラッシュシンバルはクラッシュシンバルなどと比べるとかなりお安く手に入るので、割と気軽に買えるのが嬉しいところです。
これらのことから、特に初心者の方には小さめのサイズ(8インチ程度)のものをおすすめします。
8インチ程度のスプラッシュシンバルなら、価格は比較的安価に抑えつつ他のシンバル類と比べても明らかに高音が際立つので、バンド演奏に埋もれず存在感を発揮することができます。
迷うのなら、プレイテックの【PCE8SP Splash 8】がコスパ最強。↓
サウンドハウスで見るスプラッシュシンバルを取り付けるためのハードウェアも必要
スプラッシュシンバルをドラムセットに取り入れて使おうとすると、当然ですがりやシンバルスタンド等のハードウェアが必要になります。
スタジオやライブハウスにお願いすればシンバルスタンドを借りられることもありますが、お店によって有料だったり無料だったり、そもそも貸し出ししていない場合もあります。
自分でシンバルスタンドを買って用意することも出来なくはないですが、それを毎回持ち歩くのは現実的ではないですよね。
そんな時にオススメなのが「クランプ」というアタッチメント。
シンバルスタンドを買うよりも安価で手軽に持ち運びもできます。
シンバルスタンドやハイハットスタンドなど、好きな場所に装着して使うことができます。
もちろん角度や高さを微調整できるので、自分が一番叩きやすいと思える場所にスプラッシュシンバルをセッティング可能です。
スプラッシュシンバルのセッティング例
ドラムセット中央
ハイタムとロータムの間あたり、真正面から見てもドラムセットの中央あたりにセットします。
僕個人的には一番よくやるセッティング。どこからでも均等に叩きやすく、色々なフレーズに絡めやすいのがGOOD。
ハイハット付近
シンバルスタンドやハイハットスタンド等にクランプを装着し、ハイハット付近にセッティングします。
スプラッシュシンバルはハイハットと絡めたフレーズで使われる事が多く、こちらのセッティングを好むドラマーも多いです。
しかしこちらのセッティングでは、フロアタムやライドシンバル側からのフレーズには少し絡め辛いです。
クラッシュシンバルの上に装着
実は、シンバルスタンドもクランプも用意する必要のない方法があります。
このように、クラッシュシンバルの上に取り付けてしまいます。
シンバルスタンドやクランプを使う必要がないので、セッティングの手間が省けるのが最大の利点です。
ただし、クラッシュシンバルを高めにセッティングしていると位置的に叩き辛くなってしまいます。
クランプ等は不要ですが、画像のようにシンバル留めのフェルトが一つ必要になるので用意しておきましょう。
またこのセッティングをする場合、スプラッシュシンバルは裏返しでセットすることになります。通常の向きでセットするとクラッシュシンバルと触れ合ってしまい、音がしっかり鳴らなくなるので注意。
カホン演奏のお供に『ハンドスプラッシュ』
カホンを演奏する際にシンバルを設置する場合があります。
通常のスプラッシュシンバルでもダメではないのですが、手で叩くことに特化したスプラッシュシンバルが存在します。
通常のスプラッシュシンバルよりも薄く作られており、手で叩いても十分な音量が得られます。
薄いシンバルなので、“ピシャーン”という透き通る音が素敵です。
ただ、こういったバンドスプラッシュシンバルを通常のドラムセットに組み込んでスティックで叩くのはおすすめしません。
バンドスプラッシュシンバルは手で叩く事を前提に作られているので、スティックでいつも通りに叩くとすぐに割れてしまう可能性が高いです。
楽器は正しい使い方法で大切に使いましょう。
スプラッシュシンバルをオススメする理由まとめ
- リーズナブルな価格で個性が出せる!
- 特徴的なサウンドで印象に残りやすい!
- 小さくて軽いので持ち運びも楽チン!
僕個人的にはスプラッシュシンバルは大好きなので、ドラマーなら1つは持っておきたいアイテムとしてオススメしています。
1つと言わず2つでも3つでも、いくつあっても困るような物じゃないですからねー。
スプラッシュシンバルにも色々な種類があるので、プレイする楽曲やスタイルによって使い分けが出来るに越した事はないですから!
色々な音が出せるほうが、ドラマーとしてテンション上がりますよねー!
コメント