ハンターハンター38巻の表紙に込められた意味とは

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HUNTER×HUNTER
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2024年9月4日にHUNTER×HUNTERのコミックス38巻が発売されました。

その表紙を一目見た瞬間、ハンタファンなら誰もが違和感を覚えたはず。

もうかれこれ10年以上本編に登場していないゴンが何故唐突に38巻の表紙!?

…と。

出典:集英社 HUNTER×HUNTER38巻 冨樫義博

裏表紙にも書かれているように、38巻には一切ゴンは登場しません。

なのになぜこの38巻の表紙に描かれたのか。

様々な説や僕自身の想像も合わせて考えてみようと思います。

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ゴンを主人公に返り咲かせるための伏線

出典:集英社 HUNTER×HUNTER32巻
出典:集英社 HUNTER×HUNTER33巻

33巻以降、登場人物紹介のゴンの紹介文から「主人公」という文言が消えてしまい、物語にほぼ関わらない状態が続いています。

今現在、BW号編においての主人公はクラピカだと言えるでしょう。(今後ジンが主人公になる路線もあり得ますが)

しかし、38巻の表紙にゴンが描かれたということは、この先ゴンを主人公に戻そうという意思表示ではないでしょうか。

船での王位継承編がひと段落して本格的に暗黒大陸編が始まったらゴンが主人公に返り咲くのかもしれません。

これまで、コミックスの表紙に様々な伏線やネタバレを仕込んできた冨樫義博先生のことだからこそ、この38巻の表紙にも何か物語の鍵を握る重要な伏線が隠されているのかもしれない…と考えてしまいますね。

関連記事:ハンターハンターのコミックス表紙に描かれた伏線・ネタバレ

鳥山明先生への追悼の意

出典:鳥山明 集英社・東映アニメーション

2024年、鳥山明先生が亡くなったことは記憶に新しく、多くの人々に衝撃を与えました。

「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」はあまりにも有名で、昨今の多くの漫画家の先生方に影響を与えたことは間違いないと言えるでしょう。

HUNTER×HUNTER38巻の表紙には、そんな鳥山明先生への追悼の意が込められているのではないかと言われています。

まずゴンの胸の“38”という数字。これは「ドラゴンボール」のコミックスでよく見られたもので、コミックスの表紙イラストにその巻数の数字が描かれています。

出典:集英社 DRAGON BALL 38巻表紙

そして、ドラゴンボールの主人公である悟空の道着やドラゴンボールそのものの色で、DRAGON BALLのキーカラーとも言えるオレンジ色が「7箇所」に使われているのも、鳥山先生リスペクトの現れだと考えられます。

さらに、ゴンが「感謝の正拳突き」をしていることで、鳥山先生への追悼の意を表しているようです。

そもそもゴンの「ジャジャン拳」も、悟空が少年期に使っていた「ジャン拳」のオマージュですからね。

ゴンさん38歳説

引用:パンプレストナビサイト 商品情報より

これは僕自身がたまたま思い至った説なので他では聞いたことがない話なんですが、こうだったら面白いなぁ…と思っています。

HUNTER×HUNTERの連載がスタートしたのは1998年の事。コミックス1巻時点でゴンの年齢は12歳でした。(初登場時は11歳で、ハンター試験中に12歳の誕生日を迎えたようです。)

時が流れて、38巻が発売されたのが2024年の事。

作中では物語開始から現在までの間に、1年〜2年程度の年月しか流れていないようですが、実世界では長期の休載を繰り返す間に四半世紀ほどの時が流れてしまいました。

つまりは1998年の時点で12歳だった少年ゴンくんも、リアルタイムで年を重ねていたら2024年現在では38歳のゴンさんになるんですよね。

38巻発売時点で38歳。

幾度となく繰り返した長期休載が成し得た奇跡。

冨樫先生がこれを意図してこの表紙を描いたのかどうかはわかりませんが…。

あの頃ジャンプを読んでいた少年たちも、26年もの歳月を経て立派なオッサンへと変貌しているのです。

そんな長期間にわたってハンターハンターという漫画を応援してきた読者に向かってのゴンさんの「感謝の正拳突き」なのかもしれません。

そもそもゴンの誕生日が1987年の5月5日だという情報もあるので、だとすると38巻が発売された2024年9月4日時点では37歳…ということになるので、この説は成り立たちませんが…

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おわりに【連載再開を願う】

HUNTER×HUNTER38巻はポップな印象の表紙に対して、物語の内容は重厚濃密で読み応えのあるものでした。

ここから先のストーリーがどうなっていくのか分からないですし、ましてや次の39巻の表紙がどんなものになるのか想像もつきません。

でも冨樫先生はきっと我々読者の想像の斜め上を行く展開で驚きと感動とワクワクを与えてくれるでしょう。

いつか来る、連載再開の時を信じて待ちましょう。

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