【ドラム】シンバルの種類ってどんなのがある?

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ドラムの話
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ドラム演奏におけるアクセントとして非常に重要な役割を持つのが「シンバル」。

一般的に「シンバル」と言えば「クラッシュシンバル」を指すことが多く、誰もが知っているであろう“ジャーーーーン”とか“シャーーーン”という音を鳴らす、あの楽器です。

実は一口に「シンバル」と言ってもその種類は様々で、「クラッシュシンバル」のほかにも「ライドシンバル」「ハイハットシンバル」「チャイナシンバル」など、いろいろな種類の物があります。

今回はそんなシンバルの種類とそれぞれの役割について、ドラム初心者の方やドラムをやった事がない人にも分かりやすく説明します。

クラッシュシンバル

まずは代表的なシンバルであるクラッシュシンバル

一般的に16インチ(約40センチ)から18インチ(約46センチ)のものがクラッシュシンバルとして扱われる事が多く、ドラムセットには必ずと言っていいほど組み込まれているシンバルです。

ほとんどあらゆるジャンルの楽曲中、小節や拍の節目節目で“ジャーン”と鳴っているのがこのクラッシュシンバルです。

クラッシュシンバルに限ったことではありませんが、シンバルには「THIN」「MEDIUM」「HEAVY」というように、その製品ごとに分厚さに違いがあります。

一般的に、分厚いシンバル(HEAVY)ほど“ガシャーーン”という重厚な音が鳴り、薄いシンバル(THIN)ほど“シャーーン”という繊細な音が鳴ります。

ロックなどの大きい音で激しい演奏をするにはHEAVY、ジャズなどの繊細でオシャレな演奏にはTHINが適しているといった感じですね。(これが絶対という訳ではないです。僕も個人的にはどんな場合でもTHIN寄りの音が好みです。)

ハイハットシンバル

左足でスタンドを踏んで閉じたり開いたりするのがハイハットです。(スタンドとシンバルの全体を指して“ハイハット”と言うことがほとんど。)

上下に2枚で1組のシンバルがセットになっていて、一般的には14インチ(約35センチ)のものが多く、下側のシンバルの方が上側のシンバルよりも少し分厚くなっています。

稀に初心者やドラムを全く知らない人が、「足で踏んだ勢いで「パァーーーン!」と鳴らす物だと思っていることがありますが、それは違います。ごく稀にそういう使い方をする場合もないこともないんですが、それはかなり特殊なケースです。

基本的には他のシンバル類と役割が違い、要所要所でアクセントとして鳴らすのではなく、エイトビートなどのリズムを構成するために“チッチッチッチッ”と鳴らすのが主な用途です。

そして、ペダルを足で踏んで2枚のシンバルの開き具合を調整することで音のニュアンスを調整し、リズムにメリハリをつけるものです。

ライドシンバル

クラッシュシンバルよりも大きめのサイズのもので、20インチ(約51センチ)〜22インチ(約56センチ)のものが使われることが多いです。 

用途としてはハイハットのように、エイトビートなどのリズムを構成するために“チンチンチン”と鳴らしたり、中心部の「ベル」の部分を叩いて“カーン”という音を鳴らします。

基本的にはクラッシュシンバルよりも分厚めのものが多いので、クラッシュシンバルのような叩き方をしても“グワーーーン”という音になるのでキレが悪く、クラッシュシンバルとは用途が異なります。

(「クラッシュライド」と呼ばれる、クラッシュシンバルとライドシンバルの中間的なものも存在します。)

チャイナシンバル

シンバルのエッジ部分が反り返っていて、独特な形をしているシンバルです。

製品によってサイズは14インチ程度と小さめの物から22インチ程度の大きめの物まで様々ですが、一般的には20インチ以上の大きめのサイズのものが使われることが多いです。

チャイナシンバルの特徴はなんと言ってもその音の大きさです。

大音量のロックサウンドなどでも埋もれる事のない“パァーーーン”という存在感の際立つ音が鳴らせるので、「ここぞ!」というところで使うと効果抜群のシンバルです。

しかし存在感を主張しやすい音なだけに、楽曲中で多用しすぎるとうるさくなり過ぎるので、ご利用は計画的に…。

スプラッシュシンバル

他のシンバルよりも小さいサイズのもので、6インチ(約15センチ)〜10インチ(約25センチ)程度のものが多く、その見た目通り“ピシャン”という可愛らしい音が特徴的です。

クラッシュシンバルほどの音量やサスティーン(音の伸び)はないので、大きな見せ場で使うというよりは、楽曲中の所々でスパイスを効かせるような役割を持つイメージです。

上手く使うことで演奏に花を添えて印象付けることができるシンバルです。

その他の特殊なシンバル

フラットライド

通常のシンバルと違い、中央部の膨らみ(カップ)がなくフラットな形状のライドシンバルです。

カップがないので“カーン”という音は鳴らせませんが、他のシンバルには出せない繊細で独特な音が奏でられます。

シズルシンバル

シンバル本体に小さな穴が開けられていて、そこにリベットという鋲が設置されていることで、“ジュワー”という残響音が得られるものです。

比較的容易に自作したり、中央部にチェーンのようなものを垂らしたりして代用することも可能です。

スタック(重ね)シンバル

名前の通り、2種類のシンバルを重ね合わせてあり、独特のサウンドを奏でられるシンバル。

市販されている物もありますが、割れシンバルなどを再利用するなどして自作してみるのも面白いです。

穴開きシンバル

見た目にもわかりやすい、大きな穴や小さな穴がたくさん開けられているシンバルです。

穴が多いほどサスティーン(音の伸び)が短く、歪んだ音になります。

ベル

シンバルなのか、、これは?

“コーーーン”というありがたーい感じの音が鳴らせます。

ぐるぐるシンバル?

ZILDJIAN/FX18 SPL スパイラルトラッシュ

まず見た目のインパクトで「なんじゃそれ!?」となること間違いなし。

叩いてみると、“ジョワーーン”って感じですね。

八角形

三木楽器楽天市場店様より 生産終了

 SABIAN /AA ROCKTAGON 

八角形にカットされた特殊シンバル。

音量大きめの“ガシャーーン”という生々しいロックなサウンドが特徴的。

終わりに

一口にシンバルと言っても色々な種類があるとご理解頂けたでしょうか。

チャイナシンバルやスプラッシュシンバルなど(それ以下に紹介したシンバル)はエフェクトシンバルと呼ばれ、ここで紹介したもの以外にも種類があり、それぞれ特徴的な音や使い所があります。

これまでの時代に様々なシンバルが登場してきたように、これから先の時代にもこれまでになかったような革新的なシンバルが登場することでしょう。

シンバルは決して安い買い物とは言えないかもしれませんが、様々なシンバルに触れてみて、是非自分のお気に入りの一枚を見つけてください。

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