【髭男】ヒゲダンの“Pretender”とシュタインズゲート【Steins Gate】

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雑記(ネタ)
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Official髭男dismの名を世に知らしめた“Pretender”という名曲。

2023年11月現時点で公式YouTubeでの再生数が4.8億回と、発表から4年以上が経って今もなお世界中のリスナーに支持されていることがうかがえます。

これだけ多くの人に聞かれている名曲ですから、この曲のCDのジャケットを目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

そのジャケットがこちら↓

Official髭男dism/Pretender

シュタインズゲートを見たことがある人なら、このジャケットを見た瞬間に「んんん!?」と思い当たるはず。

これは明らかにシュタインズゲートに登場する“ダイバージェンスメーター”を意識していますね。

あきひと
あきひと

かく言う僕自身がゲームを何周もプレイしたほどのシュタインズゲート好きなもので、これを見た瞬間震えて感極まり、それからはこの曲とシュタゲをリンクさせて聴くようになりましたね。

今回はこの“Pretender”という不朽の名曲と“Steins;Gate”という不朽の名作との関係について、見ていきたいと思います。

シュタインズゲート【Steins;Gate】とは、そもそも何ぞや。

Steins;Gate Official Websiteより引用

“シュタインズゲート”という作品を知らない人もこの記事を読んでくださっているかも知れないので、念のため簡単に紹介します。

『STEINS;GATE』は、志倉千代丸企画・原作による、99%の科学と1%のファンタジーをコンセプトに、現実に存在する科学的事象を物語の骨格として組み込んだSFサスペンス「科学アドベンチャーシリーズ」の第2弾として、2009年10月に発売されたゲームです。テレビアニメ化、劇場アニメ化に加えて、舞台化、コミカライズ、ノベライズ、続編ゲームの発売など様々なメディアミックス展開をおこなっています。

シュタインズゲート公式web siteより引用

大まかなストーリー

主人公の岡部倫太郎(オカリン)が偶然にもタイムマシーンのようなものを開発してしまい、それを巡って世界の運命を握る大事件に巻き込まれていく…というお話。

あきひと
あきひと

僕個人的には、全人類に触れて欲しいと思っているほど大好きな作品です。

出来れは原作のゲームのほうがオススメですが、「ゲームはちょっとめんどくさい…」って人はアニメでも充分に作品の良さは伝わるかと…!

アニメシュタインズゲート公式 SGTVanimeより
出演:宮野真守, 出演:今井麻美, 出演:花澤香菜, 出演:関智一, 出演:田村ゆかり, 出演:桃井はるこ, 出演:小林ゆう, 出演:後藤沙緒里, 監督:佐藤卓哉, 監督:浜崎博嗣
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ダイバージェンスメーター

そんなシュタインズゲートの作中に登場する、物語のキーアイテムの一つがダイバージェンスメーターです。

一目見れば、明らかにPretenderのジャケットがこれを意識した物だと気付きますね。

「この曲はシュタインズゲートに影響されてるに違いない」と思いながら曲を聴いてみると、この曲がいかにSteins;Gateの世界観に影響を受けて成り立っているかが分かります。

Pretenderの歌詞

「世界線」は撚り糸みたいなもの。1つの糸は、無数の細かい糸から形成される。

Pretenderの歌詞から抜粋

もっと違う設定でもって違う関係で出会える世界線選べたら良かった

Official髭男dism/Pretender より抜粋

やっぱりこの“世界線”というワードが特徴的で、シュタゲを好きな人ならこの単語に反応せざるを得ないでしょう。

“世界線”とは、本来選ぶことのできない、「あの時こう行動していれば違った今があったかも知れない」という可能性が無限に枝分かれした“パラレルワールド”のようなモノです。

シュタインズゲートの作中ではこの“世界線”を巡って主人公のオカリンが奮闘し、絶望的な状況を打破するために世界線を超えて、理想的な未来を掴むために試行錯誤する姿が心にぶっ刺さるんです。

そして2番のサビ

繋いだ手の向こうにエンドライン

引き伸ばすたびに疼き出す未来には

君はいない

その事実にcry…

そりゃ苦しいよな

Official髭男dism/Pretenderより抜粋

このフレーズはもう、シュタインズゲート作中でのオカリンの葛藤そのものですね。

どんなにしっかり手を握っていても必ず訪れてしまうエンドライン。

それを引き伸ばそうと何度もタイムリープを繰り返すオカリン。

壊れそうになりながらもがき続けて、辿り着こうとしたその果てに“君”はいない。

「そりゃ苦しいよな…。」

あきひと
あきひと

多くのプレイヤー、視聴者の心の声ですね。

ヒゲダンの藤原さんがシュタインズゲート好きであること

Official髭男dismのピアノボーカルで、Pretenderの作詞作曲者である藤原聡さん。

彼はシュタインズゲートの大ファンであることを公言しており、この曲がシュタゲの影響を受けて成り立っていることがPretenderの発売前のインタビューで語られています。

シュタゲから着想を得て「世界線」という言葉を使ったことや、ジャケットビジュアルのダイバージェンスメーターのことにも触れていますね。

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PVの撮影場所

Official髭男dism-Pretender Official Videoより

Pretenderの PVと言えば「東方電影院」という電飾パネルが印象的。

(「東方電影院」というパネルは常設されているわけではなく、Pretenderの PV撮影のために用意されたものです。)

このPVが撮影されたのは、台湾にある台北国際芸術村の屋上だそうです。

シュタインズゲート登場する屋上といえば、ラジ館こと【世界のラジオ会館】が連想されます。

この曲の PVがこういう建物の屋上で撮影されているということは、少なからずシュタインズゲートにインスパイアされてのことなのかもしれません。

出典;秋葉原ラジオ会館公式Facebook

また、「東北電影院」は、日本語訳すると「東の映画館」という意味になります。

中国から見ての「東」という意味で、「日本の映画館」という解釈も出来ますね。(ヨーロッパから見て、日本を含む東アジアを「極東」と言ったりもするので、「東アジアの映画館」という捉え方もできますが。)

「東方」が、映画コンフィデンスマンJPの「東宝」と掛かりつつ、シュタインズゲートゲートに登場する【世界のラジオ会館】を意識して【日本の映画会館】を表現しているのなら、藤原さんスゲェな…!って思えませんか??

ジャケットの052519という数字の意味

シュタインズゲートの作中において重要な意味を持つ「世界線変動率ダイバージェンス」を表すのがこのダイバージェンスメーターの数値。

Pretenderのジャケットの画像に記されているダイバージェンスは「0.52519%」ということになります。(シュタインズゲートの作中ではダイバージェンスメーターは小数第6位まで表示)

この数値が少しでも変動すれば「世界線が変動した」ということになるのですが、主人公のオカリンは何度もタイムリープや過去改変を繰り返して、少しずつこの数値を変動させて1%超えの世界線を目指します。

0%代の世界のままでは絶望的な結末が変えられないと思い知ったオカリンは、ダイバージェンス1%超えの世界線を目指して、多くの仲間の思いを犠牲にし、自らの心をすり減らしながら奮闘します。

つまりダイバージェンス0.52519%の世界線というのは、理想とする1%からは程遠い数値の世界線ということになります。

これを踏まえてPretenderの歌詞を見てみると、「もっと違う設定で、もっと違う関係で出会える世界線選べたら良かった」というフレーズが、どれだけ理想とかけ離れた状況を憂いているのかが想像できます。

“特に意味はない”

出典;アニメSteins;Gate23話より

では「052519」という数字の並びに何かの意味が込められているのかと思って調べてみましたが、結果的には分かりませんでした。

わかったのは、それ自体には特に意味はないとうこと。

“特に意味はない”

…つまり、そういうことです。

シュタゲ好きならそれだけでニヤリとしてしまう、隠れたメーセッジなのだと認識しておきましょう。

エル・プサイ・コングルゥ…。

0.52519%はシュタインズゲートで言うとどんな世界線?

若干のネタバレを含みます

0.52519%というダイバージェンスは、オカリンが目指す1%オーバーの世界線からは程遠い数値ではありますが、物語の世界線漂流の中でそれに近い世界線も渡り歩いています。

物語中で登場するダイバージェンスとしては、最も近いもので0.523299%という数値の世界線があります。

これは、物語のキーアイテムであるIBN5100というパソコンの所在を決定づける、とても重要な意味を持つ世界線です。

(桐生萌郁が送ったDメールにより世界線が0.571015%から0.523299%に変動し、その結果オカリンの手元にあったはずのIBN5100が消失してしまいました。)

これ以下のダイバージェンスの世界線ではIBN5100がオカリンの手元に無く、SERNに渡ってしまうため、絶望的な未来を回避する術が失われてしまいます。

物語中盤〜終盤でやっとの思いでダイバージェンス0.53299%の世界線に辿り着きIBN5100を手にしたオカリンは、そこで最大の選択を迫られることになります。

あまりにも残酷な選択をしなければならない場面に、それまでゲームやアニメを見てきた視聴者も、共に心を締め付けられる思いを味わったはずです。

Pretenderのジャケットの0.52519%というダイバージェンスは、そんなシュタインズゲート屈指の辛く厳しい決断を迫られる場面に最も近い世界線の数値なんです。

そう考えると、より一層Pretenderの歌詞の切なさが噛み締められますね。

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おわりに。Pretenderという名曲。Steins;Gateという名作。

Pretenderという曲は、シュタインズゲートを知らなくてもひとつの切ないラブソングとして素晴らしい名曲なわけですが、シュタインズゲートという作品を知っていればまた別の見方ができて、より深くこの曲を味わうことができる…っていうお話でした。

この記事ではただのシュタゲ好きの僕が強引に解釈したという部分もあるので、作曲者の藤原さんやOfficial髭男dismのメンバーが実際にはどういう考えでこの曲の制作にあたったのかは本人たちのみぞ知るところではありますが…。

何はともあれPretenderが名曲である事は間違いないので、もしまだこの曲を知らない人はそれぞれの解釈で聴いてみてほしいと思います。(出来ればシュタインズゲートのことも思い返しながら…。

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Steins;Gateという作品をなんとなく知ってるけどまだ見たことがない、という人には是非観てほしいと思います。

発売から十数年が経つ作品ですが、いまだにシュタインズゲートを語る上では

「記憶を消してもう一度やりたいゲーム」「記憶を消してもう一度見たいアニメ。」

と言われ続けています。

真っさらな状態でこれからシュタインズゲートに触れる..という人が正直うらやましい…。

もしこの記事を読んでシュタインズゲートという作品に興味を持つ人がいてくれたら嬉しいです。

おしまい!

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