簡易ドラムセットってどんなものがある?オススメ機種と特徴を解説。

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ドラムの話
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ドラマーさん
ドラマーさん

自分のドラムセットがあったらもっと色々できるのになぁ…

と、ドラマーなら誰しもが一度は思いますよね。

でも実際には、設置するスペースの問題や騒音の問題、ドラムセット自体の価格の高さ等…なかなか日本の一般家庭環境でマイドラムを所有するのというのは現実的ではありませんよね。

なんとか場所を確保出来れば電子ドラムを家の中に置くことも出来ますが、

ドラマーさん
ドラマーさん

いや、やっぱりドラムやるなら生音がいい!

というワガママなドラマーさんは、「簡易ドラムセット」を検討してみてはいかがでしょう。

音量や迫力は本格的なドラムセットには劣りますが、コンパクトにまとまっているので邪魔になりにくく、機動性は抜群。

比較的手軽に持ち運びが出来るので、普段の練習だけでなくちょっとした野外での演奏や、音楽仲間が集まった時のちょっとしたセッションなんかでも活躍してくれます。

もちろん本格的なドラムセットに比べてお値段もリーズナブルに抑えられるので、ヘタに高価な太鼓やシンバル類を買い揃えるよりもドラマーとしての満足度は高いかもしれません。

今回はそんな多くの悩めるドラマーの願望を手軽に叶えるポテンシャルを秘めた簡易ドラムセットについて、どんなものがあるのか見ていきましょう。

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Pearl パール リズムトラベラーBLACK BOX

2タム・1クラッシュのセットにドラムスローン(イス)まで付いてこのお値段。

総重量約20kg

このリズムトラベラーBLACK BOX最大の特徴はこのキャリーケース。

ケースの中に必要なパーツ全てが収納されているのは勿論、このケースそのものをバスドラムとして使用します

通常のバスドラムよりもアタック感強めのタイトな音が鳴ります。

もちろんヘッドの張られた通常の太鼓とは違うので、スタジオやライブハウスで使うリアルなバスドラムと比べると音量や音質では劣りますが、軽いセッションや屋外での路上ライブなど、このセットを普通に使用するであろう環境下ではほぼ問題ないでしょう。

シンバル類はハイハット用の2枚とクラッシュ兼ライドシンバルが1枚付属しています。

購入者のレビューを見ると、このクラッシュシンバルの音が少し物足りないという意見が多いです。

確かに通常のシンバルと比べると、「鍋の蓋を叩いたような安っぽい音」…と言われるのもわかります。

なのでシンバルに関して物足りなさを感じるのであれば、他のお手持ちのスプラッシュシンバルなどに付け替えたり、クランプアタッチメントを使ってメインシンバルを他にセッティングすることをオススメします。

Pearl パール リズムトラベラー・ライト

シンバルスタンドを軸にして、バスドラムやタムをマウントしてセッティングします。

バスドラムは12インチと小口径なため重低音は期待できませんが、しっかりヘッドを張った太鼓なのでチューニングも可能です。

二つあるタムの接続部がボールジョイントになっているので、かなり自由に位置調整が出来るようになっています。

スネアも10インチの小口径なものですが、しっかりと鳴ってくれるので悪くない印象です。
スネアスタンドは専用のものなので、一般的なスネア(14インチ)はセッティングできません。

ハイハットとクラッシュの計3枚のシンバルは全て13インチの同じものなので、できればクラッシュは別のものと交換したいところです。

省スペース性とセッティングの自由さに優れ、お値段以上の音量・音質を体現出来る名機です。

Pearl パール コンパクトトラベラー

「もっとお安くお手軽に。」を求めるなら、コンパクトトラベラーもアリ。

18インチのバスドラムと10インチのスネアのセット。いずれも通常のドラムヘッドと張り替えが可能です。

折りたたんでケースに入れて、そのまま持ち運びが出来ます。

別売りのアドオンキットを接続すればタムやフロアタムも追加可能。

シンバル類・スタンド・キックペダル等は付属していないので、必要に応じて別途用意しましょう。

ハイハットも付属していないので注意しましょう通常ドラムセットと同じように使いたいならさすがにハイハットは必須なので、そのへんは考えて運用しなければいけません。

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TAMA Club-JAM Pancake タマ パンケーキ

簡易セットの機動性と、しっかりした音質を両立させたい!…というワガママなドラマーさんにはコレ。

ここまでに紹介した他の簡易セットよりも圧倒的に音質面で優れています。

スネア・タム・バスドラムの全て浅いシェルで出来ているので、まとめて持ち運びができる機動性を備えながら、ほんとに簡易セットなのかと疑うような暖かく深みのある音が鳴らせます。

その音質と音量は、路上ライブや簡単なセッションだけでなく、本格的なライブにも使えるレベル。

手軽かつ本格的に使える簡易ドラムセットが欲しいのなら、このClub-JAM Pancakeは一考の価値アリです。

ただし、ハイハットを含むシンバルやスタンド類はセット内容に含まれていないので、別途用意する必要があります。

持ち運びの際はそれらのハードウェアを含めてどうするかを考えておかなければいけません。

なので、元々それらの機材をある程度持っている中級者以上向けのセットだと言えるでしょう。

マイネル カクテルカホンキット

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あきひと
あきひと

なんじゃコレ!

ドラムセットと呼ぶべきかは人それぞれですが、これはこれで見る人の目を引きますね。

通常のスティックではなく、付属のブラシを使って叩きます。

通常スティックよりも柔らかいタッチ

バスドラムにあたるカホンにはちゃんとキックペダルも付属しています。

タムタム部分のミニカホンは叩く場所によって音程差がつけられています。

シンバル類は付属していないので、必要に応じて別途セッティングする必要があります。

アコースティックで演奏する機会が多いドラマーさんには、こういったセットのほうがアンサンブルに溶け込みやすく、心地いい雰囲気で演奏出来そうです。

カホン+スプラッシュシンバル

ドラムセットとは違いますが、やはり手軽さや機動性を考えるとカホンは選択肢の一つに入ります。

リュックのように背負って運べるお手軽さと、ドラムセットのように組み立てる必要もないのですぐに演奏を始められるのが利点。ストリートライブなんかにも対応しやすいです。

ただカホン単体ではシンバルが鳴らせないのが寂しいところなので、別途スプラッシュシンバルを用意するのがオススメ。

シンバルを1枚セットするだけでドラムの代用になるので、お手軽さ故に多くのドラマーから支持されるスタイルです。

また、このようなスタイルでカホンやパーカッションを演奏する際には、通常のスプラッシュシンバルよりも薄く作られていて素手での演奏に特化した“ハンドスプラッシュシンバル”がオススメ。

素手で叩いても充分な音量が得られ、薄くて柔らかいので手を痛める心配も少ないです。

通常のシンバルのようにスティックで叩くと割れたり変形しやすいので注意しましょう。

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終わりに 簡易ドラムセットを使う時の注意点

本記事で紹介した簡易ドラムセット↓

  • リズムトラベラーBLACK BOX(イチオシ☝️)
  • リズムトラベラー・ライト
  • コンパクトトラベラー
  • カクテルカホンキット
  • カホン+スプラッシュシンバル

中でも今回、初心者から熟練者まで幅広くオススメ出来るのがリズムトラベラーBLACK BOXです。

ドラムのしての音質や機能面、持ち運びや組み立ての手間、価格面を総合的に見ると、多くのドラマーのニーズに対応できる内容になっています。

簡易ドラムセットはどれも、メイン機というよりは練習や路上ライブなどで手軽にドラムを演奏したい場合に使うことが多くなります。

メイン機として使えないわけではないですが、音質面やセッティングの幅を考えるとそれはあまり現実的ではありません。

とは言っても値段のお手ごろさ、省スペース性、持ち運びの手軽さなど、使用する場面と機能性を考えればドラムとして充分なクオリティで活用できるのが、これら簡易ドラムセットの魅力でしょう。

また今回紹介した中でも、BLACK BOX 以外のセットにはスローン(イス)が付属していないので、それに関しては注意が必要です。

演奏する場所で代わりになるイスが借りられるか、自前で用意する場合はどうやって運ぶかなど、事前に考えておく必要があります。

また、コンパクトに収納出来るとはいえ、多くの場合キャリーカート(マグナカート)が必要になるでしょう。

簡易ドラムセットを運搬する時以外にも、ドラマーは機材を運ぶためにカートが必要になる場面はよくあるので、これを機にキャリーカートを一つ持っておくことも検討してみてはいかがでしょうか。

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