【ハンターハンター】他の漫画キャラは何系統?【オーラ別性格分析】

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雑記(ネタ)
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コミックスに載っていた「ヒソヒソのオーラ別性格分析」について。

HUNTER×HUNTERの作中では、かなり「当たっている。」と思います。

「すべての能力バトル漫画を説明した」とまで言われる念能力系統の設定ですが、他の漫画ではどうだろうか…と考えたことはありませんか?

色々なバトル漫画のキャラクターの能力から「あいつは放出系だ」とか「あれは具現化系の技だ」とか。

そんな感じで他の漫画のキャラクターの必殺技や能力と、そのキャラクターの性格を「ヒソカのオーラ別性格分析」に照らし合わせてみると面白そうなので考えてみましょう。

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系統による性格の違い(ヒソカの独断と偏見)

出典:集英社 HUNTER×HUNTER7巻 冨樫義博

天空闘技場編にて、ヒソカが言っていた

「強化系は単純で一途」「変化系は気まぐれで嘘つき」という台詞があり、そこから念能力の系統によって人の性格がある程度分類出来ることが示されました。

それを受けて、コミックスの片隅に「ヒソヒソのオーラ別性格分析」が掲載されていて、念能力六系統のそれぞれの特徴が描かれています。

参考資料

出典:集英社 HUNTER×HUNTER7巻 冨樫義博
  • 強化系・・・単純で一途
  • 操作系・・・理屈屋・マイペース
  • 変化系・・・気まぐれで嘘つき
  • 放出系・・・短気で大雑把
  • 特質系・・・個人主義者・カリスマ性有り
  • 具現化系・・・神経質

「ヒソカの独断と偏見」とは言いますが、かなり真理を突いていると思います。

色々なバトル漫画のキャラクターの性格をこれに照らし合わせてみてみると、驚くほど能力の特性と一致しています。

冨樫先生の代表作「幽遊白書」で考えてみる

まずはHUNTER×HUNTERの作者である冨樫義博先生のもう一つの超有名作品、【幽遊白書】を参考に、オーラ別性格分析が当てはまるだろうか? を検証考察していきます。

メインキャラ4人の場合で考えてみましょう。

裏飯幽輔[強化系(放出系寄り)]

出典:集英社 幽遊白書19巻 冨樫義博

裏飯幽輔といえば、得意技の「霊丸」ですが、これは念能力で言うなら明らかに放出系に属する技ですね。

なので幽輔は「放出系」と言いたいところなのですが、ちょっと待って!

確かに幽輔は放出系の「短気で大雑把」に当てはまりそうなものですが、そこはジャンプ黄金期を支えた漫画の主人公なのです。

後述しますが、少年バトル漫画の主人公と言ったら強化系と相場は決まってる(と思う)のですよ。

ジャンプ漫画の主人公なら、「単純で一途」であれ!

僕は裏飯幽輔のことを、ゴンと同じ「放出系寄りの強化系」だと思っています。

作中で幽輔が使用する「ショットガン」という技があります。

これは、散弾銃のように霊気を飛ばし複数の敵にダメージを与えられる技として幽輔は使用していました。

しかしこの技の本領は「霊光弾」と言って、至近距離の相手にこそ大きな威力を発揮する技です。

出典:集英社 JC幽遊白書8巻 冨樫義博

実はほぼ「ジャンケングー」みたいなもので、その付加効果として霊気を散弾銃のように放出するものでした。

また、幽輔の行動や周りからの評価を鑑みても単純で真っ直ぐなところが多いです。

「右ストレートでぶっとばす」なんかはまさにそれ。

出典:集英社 幽遊白書14巻 冨樫義博

「国なんか抜きでケンカしようぜ 」っていう提案も放出系寄りの強化系っぽい。

出典:集英社 幽遊白書18巻 冨樫義博

仲間たちからも、“単細胞バカ”と揶揄されることもあり、幽輔の本質は【強化系】だと考えるとしっくりきます。

桑原和真[強化系(変化系寄り)]

出典:集英社 幽遊白書11巻 冨樫義博

連載最初期では裏飯幽輔のケンカ相手として登場した桑原。

その見た目や言動に反して、作中でも随一の霊感を持ち、器用でトリッキーな霊力の使い方を見せる事がしばしばあります。

そんな桑原の得意技といえば“霊剣”ですね。

この“霊剣”は霊力を剣の形にして維持して武器として使っているので、これは変化系能力に近いと考えられます。

そして桑原といえば、作中随一のタフさ。

色々な戦いの場面で、敵の攻撃をいくら喰らっても気合いで立ち上がる姿が印象的です。

やはり桑原のタフさは、彼が強化系であることの現れではないでしょうか。

作中随一の霊感を持ち、実は霊力(オーラ)の扱いに関して器用な彼だからこそ、本人も気付かないうちに安定した“纏”による全身の防御が出来ているのかもしれません。

桑原は基本的には強化系ですが、霊剣を扱うのは変化系の能力。つまり彼は変化系寄りの強化系と考えるのが妥当かと思います。

また、霊剣を伸ばして遠隔操作したり、手から離して結んだり、手裏剣のように飛ばしたり、果ては「次元刀」という特殊な能力を開花させたりと、様々な系統の能力を複合的に器用に使いこなしています。

↓おそらく特質系に分類されそうな“次元刀”も桑原の器用さの現れ
出典:集英社 幽遊白書17巻 冨樫義博

これは念能力の修得においては非効率で、「メモリの無駄遣い」に他ならないんですが、そんなところもまた彼の器用ビンボーな感じを表していて面白いです。

飛影の妹である雪菜に一目惚れしてずっと想い続けてるあたりも、強化系の「単純で一途」に当てはまりそうなポイントですね。

飛影[変化系]

出典:集英社 幽遊白書19巻 冨樫義博

当初は幽輔の敵役として登場し、ゲスで小物感満載の飛影でしたが、物語が進むにつれクールな強キャラの地位を確立し、主人公の幽輔を抑えて高い人気を誇るキャラになりました。

そんな飛影の能力といえば「邪王炎殺拳」です。

自らの妖気と魔界の炎を組み合わせて使う技で、キルアの能力の炎版みたいな感じかと。

そう考えると飛影は変化系と考えるのが妥当かと思います。

性格面でも、「気まぐれで嘘つき」な変化系っぽい性格です。

邪王炎殺拳の中でも特に印象的で飛影の代名詞的な技が「黒龍波」ですね。自らの妖気を餌にして魔界の炎の黒龍を召喚して放つという奥義です。

出典:集英社 幽遊白書11 巻 冨樫義博

黒龍波はかなりの威力の大技で、一見すると変化系の飛影には荷が重そうな技なのですが、そこは「片腕を犠牲にする」「ヘタすると術者に跳ね返る」等の大きなリスクを取って使用しており、まさに誓約と制約によって自らの力以上の能力を使用しています。使用後に冬眠してしまうのも制約のひとつと言えそう。

ちなみに、飛影を含めて変化系キャラはスピードが売りなキャラクターが多い印象があります。キルア然り、フェイタン然り。(ヂートゥも変化系だっけか…)

蔵馬[操作系]

出典:集英社 幽遊白書18巻 冨樫義博

本来は“妖狐”という妖怪だが、人間界では“南野秀一”として生活している彼。

魔界の植物を扱い闘うスタイルから、蔵馬の系統は操作系だと考えるのが妥当でしょう。

性格的にも、頭が良く冷静、理屈屋でマイペースな操作系のイメージそのものです。

【薔薇棘鞭刃(ローズ・ウィップ)】なんかが特に印象的で、メインで使ってる武器な感じです。

出典:集英社 幽遊白書4巻 冨樫義博

魔界の植物の種とかをよく使うイメージがありますが、それもやはり蔵馬が操作系だからこそ自在に扱えるモノなのでしょう。

しかし本来の姿である妖狐に戻った時は残忍性やカリスマ性が際立っているので、特質系へと変貌している気がします。

思えば、妖狐蔵馬が絶体絶命のピンチのときに南野秀一の肉体へと憑依して転生できたのも特質系能力の最たるものではないでしょうか。

出典:集英社 HUNTER×HUNTER30巻 冨樫義博

ほぼカイトの転生能力と同じ…

仙水編終盤には全員特質系に変わってる説

出典:集英社 幽遊白書17巻 冨樫義博

何かのきっかけで能力が大幅に向上したり変化したりは、少年漫画の王道なのかもしれませんね。

仙水編の終盤ではメインキャラ4人ともが能力覚醒した感じでした。

  • 幽輔→魔族大覚醒で魔族(妖怪)に。基礎能力が向上。雷禅に操られることで更に強化。
  • 桑原→霊剣が次元刀に変貌。魔界へ乗り込むための鍵となる。次元刀はかなりレアな特質系能力っぽい。
  • 飛影→邪眼の移植によって抑えられていた本来の力が覚醒。黒龍波を使いこなす。
  • 蔵馬→人間としての南野秀一の姿から本来の妖狐の姿へ。空飛んでる。

魔界へ乗り込んだタイミングで主要キャラ全員が大幅パワーアップ。

まるで全員が【絶対時間エンペラータイム】のような力を有していました。

あのタイミングで全員が特質系能力者として覚醒していた…と考えるとロマン溢れてアツくなれませんか?

今後ゴンも、何かしらのきっかけを経て特質系に変貌して物語に復帰する説を推したいと思います。

ジャンプ王道バトル漫画の主人公はやっぱり強化系なのか

ジャンプの主人公といえばやっぱり、「単純一途」と言われる強化系寄りな主人公が多い気がします。そこのところを、幾つか例を出して考えてみようと思います。

孫悟空【DRAGON BALL】

ジャンプ黄金期を支えたレジェンド。ドラゴンボールの主人公、孫悟空。

悟空の得意技と言えばやはり“かめはめ波”ですが、これは初期に亀仙人が使っていたかめはめ波を見よう見まねでやってみたら出来た!って感じのものなので、自分の得意系をあまり意識せずに習得してしまったものだと思われます。

かめはめ波自体は明らかに放出系に属する技ですが、悟空が強化系だと仮定すると、やはりその威力は距離が離れれば離れるほど弱くなっていくのだと考えられます。

セルとの闘いの際、瞬間移動との掛け合わせで至近距離からかめはめ波を放った時はセルの上半身を吹き飛ばしており、セルに再生能力が無ければそれだけで勝てていました。これは悟空が強化系であるために、至近距離では威力が減衰しなかったのでセルに大ダメージを与えることが出来たのではないでしょうか。

少年期、ピッコロ大魔王との闘いに決着を着けたのも“拳による直接的な攻撃”でした。

悟空は他にも、“残像拳” “太陽拳” “界王拳” “元気玉” “瞬間移動” …など、多種多様な系統の鍛錬が必要となりそうな技を有しており、さすがにヒソカに「メモリの無駄遣い」と怒られそうです。

しかし悟空の行動原理として一貫しているのが、「強いヤツと戦いたい」というサイヤ人の血からくる単純明快な心理。

チチに「結婚してけろ」って求婚されたら「じゃ、ケッコンすっか」で結婚してしまう単純っぷり。強化系っぽい。

もしかするとサイヤ人って基本的には全員強化系なのかもしれませんね。瀕死から蘇るたびに強くなる…っていうサイヤ人の特性がもう強化系っぽい。

強化系であるとは言っても、元々の戦闘センスがずば抜けて高いのでどんな系統の能力でもそれなりに高いレベルで扱う事が出来るのが戦闘民族サイヤ人の強みなのかもしれませんね。

ルフィ【ONE PIECE】

ゴムゴムの実の能力をはじめ、ギア2.3.4….と、ストーリーが進むにつれ様々な戦い方を身につけていったルフィですが、やはりどれも基本的には自分の身体を強化する能力です。

特にギア4なんかではゴムゴムの能力と覇気を組み合わせて高い戦闘力を得られる代わりに、身体への負担が大きく、使用後はしばらく覇気を使えなくなるなどの制約もあります。

やはり誓約と制約が強化系の能力を爆発的に底上げするのは少年漫画のお約束ですね。

“ギア5”はちょっと別物で、シンプルに強化系とは言い難い能力や戦い方に変化しています。“太陽神ニカ”の能力を扱い、それまでのルフィとは 別次元の戦い方です。

やはり主人公が最終的に行き着くのは特質系なのかもしれません。

緑谷出久【僕のヒーローアカデミア】

元々は無個性の少年でしたが、オールマイトから「ワンフォーオール」の個性を譲渡されました。

「ワンフォーオール」はまさに強化系に全振りしたような身体強化能力。

物語序盤で出久は、その強力すぎる能力を制御できず、使用するたびに自らの身体がボロボロになっていました。

このワンフォーオールは手足に攻防力を移動させて出力を調整しながら使うことが大切とされるので、まさに念能力でいう所の“凝”や“硬”の使い方に近いですね。

緑谷出久の性格は、とにかく真面目で純粋な努力家と言った感じ。どちらかと言えば操作系の気質に近いです。

ただ、幼いころから無個性でありながらもオールマイトやヒーローに憧れ続け、ヒーローを目指す事を諦めなかったという一途さは強化系の素質を感じさせるところですね。

物語の終盤ではワンフォーオールを代々受け継いできた者たちの能力も発現し、様々な系統の能力を有する特質系チートキャラへと変貌していました。

空承承太郎【ジョジョの奇妙な冒険】

ジョジョの奇妙な冒険第3部の主人公。

この3部から“スタンド”という概念が登場し、それぞれのキャラクターが個性的なスタンド能力を使って能力バトルが繰り広げられることになります。

そんなジョジョの奇妙な冒険第3部の主人公、空条承太郎のスタンド【スタープラチナ】は、作中随一のパワーと精密さを兼ね備えた、見るからに強化系に属するスタンドです。

作中に登場する様々な能力系統の敵スタンドも、スタープラチナのパワーの前にあえなく散って行きます。

やはりバトル漫画において、【力こそパワー】は有無を言わせない説得力を持つのかもしれません。

余談ですが、ジョジョ第3部のラスボス「DIO」のスタンド“ザ・ワールド”は、スタープラチナ以上のパワーを有した上に時間を止める能力まで有していると、DIO様本人はが言っていました…。

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦 集英社

しかしそれはヒソカに言わせれば「メモリの無駄遣い」に他ならないのです。

超絶的なパワー(強化系)と、時を止める能力(特質系)は、六相図的に見れば正反対の位置にあり、明らかに能力を修めるためには非効率。

承太郎はDIOの敗因を、「てめーは俺を怒らせた。」と言っていましたが、ハンターハンター読者からすれば明らかにその敗因は、「メモリの無駄遣い」にあると思います。

カストロさん以上に無茶な能力でドヤってたんだから、そりゃ負けるよ…。

ナルト

物語序盤では木の葉隠れの里の落ちこぼれ忍者として登場したナルトですが、ストーリーが進むにつれて秘められた力が明らかになっていきました。

序盤から影分身や螺旋丸といった技を会得し使用ますが、もともとチャクラ(オーラ)のコントロールが苦手なため、無駄にチャクラを消費してしまうようです。

本来ナルトはいわゆる「竹を割ったような強化系」だと思います。

影分身の術は「具現化・放出・操作」をバランスよくコントロールする必要があるし、螺旋丸も変化系の要素が強い技のように思えます。

これらはナルト自身の内包するチャクラが莫大であるためにゴリ押しで成し得た術でしょう。メモリの無駄遣いも甚だしいほど。

のちに仙人モードや九喇嘛モード やなど様々な戦闘形態を手に入れ、大きな力を扱うようになり、頼もしい主人公らしく成長していきます。

物語終盤に変貌する「六道仙人モード」では、更に飛躍的なパワーアップと様々な特殊能力を得て特質系に変化したと考えて良さそうです。

ナルトは初期の頃から、落ちこぼれ忍者扱いされても一貫して“自分の言葉を曲げない”という心の強さ(忍道)を持ち合わせていました。

己の忍道を貫く姿勢や諦めない気持ち、仲間を思う心や周りを巻き込む力など、「単純で一途な愛すべきバカ」という、まさに強化系の気質を持ち合わせた主人公がナルトなんです。

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やっぱりジャンプ漫画の主人公なら“強化系”であれ

強化系の特徴である【単純で一途】であることは、やっぱり少年漫画のアツい主人公には必須な条件だと思うんですよね。

いつの時代も、“強化系的”な性格の主人公であることが特にジャンプ漫画の主人公に求められる要素なんです。

強化系主人公は、その純粋さや真っ直ぐな熱い心で周りの仲間たちを巻き込み自分の力にしていくような魅力があります。

強化系の主人公であるからこそ、アツいハートを持った一途な人物像を描きやすく、メイン読者である少年の心を振るわせることが出来るのです。

少年ジャンプの三大原則である【努力・友情・勝利】を表現し、読者の心を掴むことが出来るのは“強化系”の主人公がいるからこそなのでしょう。

あきひと
あきひと

能力の系統と人物の性格を見抜いて六相図に纏めた冨樫義博先生…すご。

あらためて、強化系を極めた果てに特質系に変貌したゴン(さん)の再登場を密かに願っています。

とにかく連載再開を…。

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