ドラムの上達のためには、ただがむしゃらに練習するよりも、正しい練習をすることが大事です。僕自身がドラムを始めた頃はただがむしゃらに曲を叩いたり、テキトーに練習したりしてしまっていました。
具体的にどういう練習をしてどういう技術を身に付ければ上手くなれるのかをよく考えておらず、知りもしなかったのです。
今思えば非常に勿体無い時間を過ごしてしまっていました…。
これからドラムを始めるという方々に、僕のように遠回りをして欲しくない…せっかくなら効率良く上達して欲しい。
そんな思いのもと、僕自身がもっと早く知っておきたかった「ドラムが上手くなるために習得するべき技術」をお伝えします。
初心者さんはぜひ、これらの技術を早い段階で知り、身につけていって欲しいです。
ではいきましょう。
アクセント移動
ドラム演奏においてアクセントを付けてフレーズを叩くことはとても大事です。
同じスネアの連打にしても、アクセントを付けられるか否かでフレーズのカッコ良さが段違いに変わります。
ハードロックなんかでは常にフルパワーで連打するのがカッコいいって場合もありますが、多くの場合は抑揚のあるフレーズの方がグッとくるものです。
アクセント移動は、初心者から上級者まで全てののドラマーがやるべき基礎練習の一つです。
特に初心者の人には、アクセント移動の基礎練習にじっくり取り組んでみてほしいです。
【初心者必見】ドラムの基礎練習×ポモドーロ法で集中して上手くなろう
↑基礎練習についてはこちらの記事でも紹介しています。
フラム
「フラムとは」とググって調べたりすると、「主音の直前に装飾音を〜」という説明がよく出てきます。
僕は初心者の頃そんな説明を読んでもピンとこなかった記憶があります。
おそらく多くの初心者さんもそうだと思うので、どういう事かを、動画で見てもらった方が早いと思います↓
はい、「太鼓を両手で同時に叩く。と見せかけてちょっとズラす」んです。
ついでに先に太鼓に当たる側のスティックの振り幅を小さくして、左右で音量差を付けられると尚ヨシ!
これが出来るようになれば、ここぞという時のスネアの一撃に厚みを持たせて、グッとくるカッコいい音を出せるようになります。
バケラッタ
16分音符と32分音符を組み合わせたテクニックで、その音のリズムから「バケラッタ」と言われるワザ。
別に「ピラミッド」でも「馬鹿ばっか」でも、呼び方は何でもよかった気するけど、なぜ「バケラッタ」で定着したのかは謎。
個人的には、32分音符というよりフラムを意識して叩くと綺麗に鳴る気がしています。
音数が多くなって複雑な事やってるようにも見えますが、シングルストロークでの連打のみで出来るので実はそんなに難しくはなくて、ドラマーにとって美味しいワザ。
非常に費用対効果の高いワザです。是非とも身につけましょう!
オープンリムショット
スネアなど、太鼓のフチを叩いて演奏する技術をリムショットといいます。
リムショットには大きく分けてオープンリムショットとクローズドリムショットと言われるものがありますが、今回お伝えしたいのはオープンリムショットの方。
スネアを叩く時に、リム(フチ)も一緒に叩くことでリムの金属音が加わり、爆発的に音量を出す事が出来ます。
ここぞというところでスネアの音を強調したい時に使いたいテクニックですね。
ただ、多用しすぎるとスティックの寿命を縮めることにますし、やり方が悪いと指や手首を痛める可能性もあるので気をつけたほうが良いですね。
僕はスネアを叩く時に基本オープンリムショットする癖が付いてしまっています。
あまりやり過ぎるのも良くはないので、曲によってはスネアスタンドの角度を変えて調整することもあります。
6ストロークロール
有名なアニソン「God knows…」の冒頭とかでも使われているフレーズ。
ドラム上級者の人たちがよく、ドゥルルルルrrr…!と、「なんかよくわからないけど凄いフレーズ」を叩く時、実はこの6ストロークロールをうまく使っていることが多いです。
上手い人は絶対使ってるやつ!初心者の頃の謎が、これを知る事でかなり解明されます。
初心者にしてみれさば何をやってるのかよく分からず、「どうやったらあんな演奏ができるようになるのか謎」のまま羨望の眼差しで上級者の演奏を見ることになります。
この6ストロークロールというワザの存在を如何に早い段階で知ることが出来るかどうかで、その後の上達のスピードに大きな差が生まれるでしょう。
アクセント移動とダブルストロークの合わせ技になるので初心者にはかなり難しいかもしれませんが、じっくり時間をかけて基礎練習を積み上げて習得を目指しましょう。(まずはアクセント移動の練習・ダブルストロークの練習が必須です。)
【初心者必見】ドラムの基礎練習×ポモドーロ法で集中して上手くなろう
このワザの存在を知っているだけでも、上手い人のフレーズが理解できるようになったりするので「知っておく」だけでも価値のあるテクニックだと思います。
まとめ
ドラムが上手くなるために習得するべき5つの技術
- アクセント移動
- フラム
- バケラッタ
- オープンリムショット
- 6ストロークロール
今回ご紹介したドラムのテクニックはどれも僕自身が、これを知ったことでドラマーとしてレベルが上がったなと体感したものです。
もっと早いうちにこういうことを知れたなら、もうちょっと上手くなれてただろうなーと思います。
もちろんこれらのテクニックは、ちょっと練習すればすぐに身につくという訳ではないですが、知っているだけでも今後のドラマーとしての成長に役立つものばかりです。
もし初心者の方がこの記事を見て始めてこれらのテクニックを知ったのならラッキーです。是非今日から練習してみてくださいね!
こういった、「独学ではなかなか気付くことの難しいテクニック」を知りたいなら、ドラム教室でプロに習うのが一番です。
ドラム教室なら、無駄なく上達への道を最短距離で進めます。上手くなりたいなら一考の価値アリ!
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