ルートビアという飲み物をご存じでしょうか。
ルートビア(英: root beer)は、アルコールを含まない炭酸飲料の一種。
商品としてのルートビアは、アメリカ合衆国において19世紀中頃に生まれたとされる。バニラや、桜などの樹皮、リコリス(甘草の一種)の根(root; ルート)、サルサパリラ(ユリ科の植物)の根、サッサフラス、ナツメグ、アニス、糖蜜などのブレンドによって作られる。使用原料やその配分は厳密に決まっておらず、銘柄によってさまざまなアレンジが施されている。
Wikipedia より
米軍基地がある沖縄などではよく見られるポピュラーな飲み物ですが、それ以外では一部のお店で売られているくらいで、あまり見かける物ではないでしょう。
身近なお店で言うと成城石井やヴィレッジヴァンガード、カルディなんかで売られていますね。
“beer”なんていうモンだから、ビールの一種と思われてアルコールの入っているお酒と勘違いされがちですが、普通に炭酸飲料です。
このルートビアの最大の特徴はなんといってもその風味。というか匂い。
湿布!
始めてルートビアを飲んだ100人中、1500人が口を揃えて言います…
「飲むサロンパスやん!」と。
この強烈な香りのおかげでかなり賛否の分かれる炭酸飲料。
(「否」…の方がかなり多そう。)
ふと、そんなルートビアのことを思い出したある日のこと。
これ、カクテルの割材に使ったら面白いのでは…
…と、いらんこと閃いてしまった。
早速カルディ行って買ってこよ!
▲いきなり12本も買おうという勇者は存在するのか!?試しに飲んでみるなら1本にしとけw
今回は、そんなルートビアを使って美味しいお酒が作れるのか?という僕自身の興味と探究心をもとにチャレンジしてみる企画です🤣
ルートビアをシンプルにスピリッツ系で割る
- ウォッカ
- ジン
- ラム
- テキーラ
シンプルにこれらのお酒の割材としてルートビアを使うパターン。
ダイレクトにお酒自体とルートビアが味わえる感じですね。
特にウォッカは割材をそのままお酒に仕立て上げる感じなので、ルートビアそのものが好きならいい感じに酔えるはず!
ということでウォッカで割ってみます。
まぁ、そうよね。湿布味のお酒が出来ました。
ブルーキュラソーで割って見た目を楽しむ
はい、出ました!透き通る海のような青!ブルキュラソー。
その美しい見た目で爽やかに味わっていきましょう。
やっていきます!
….
なんか深緑の液体が出来ました。
…そして肝心のお味のほうは。
甘ったるーい飲み口に、強烈に主張する湿布の匂いとその後にほのかに香る柑橘の香り。
うん、ごちそうさまでした。もうしません。
root “beer”っていうぐらいなんだからビールで割ってもイケるはず
“ルートビア”っていう名前なんだし、ビールで割ってみてもイケるんじゃないの?という素朴な疑問。きっと元々ルートビアってそういうモンだったりするのでは?
ではやってみましょうぞ!
とりあえずビールはスーパードライ使っとけば間違いないよね!
だいたい1:1ぐらいの配合で。
おおお。
ビールの泡がいい感じに残り、見た目はほぼ黒ビール。
いただきます!
ん、これは….!イケる!?
シャンディガフとかが好きな人なら割とグビグビいけちゃう系の飲み物になりました!
ルートビア自体が好きならやってみる価値ありかと!
ウィスキーで割ってルートビアハイボール
ウィスキーには炭酸飲料なら何でも合うはず!そう、ルートビアもきっと!
とりあえず手元にあるブラッククリアで。
おや…?
意外とイケる…?
ウイスキーの風味やアルコール感がルートビアの湿布感とマッチしてる…気がする。
ウイスキーと合わせてもまだ湿布感が優勢な感じ。
ただウィスキーにも色々あるので、ルートビアに最適な銘柄を追求…してみたい方はどうぞ自己責任で。
湿布なんだから…ミントやハーブ系のリキュールとの相乗効果を生み出せる…はず!
ミント系リキュールといえばこれですね。
グリーンペパーミント。
湿布とミントがぶつかり合うのか、それとも相乗効果でミラクルが起きるのか..
個人的にはいい感じの相乗効果を発揮してくれそうな予感はしています。
シンプルに1:1ぐらいで割ってみましょう。
…やはり見た目は良くない…。
で、お味の方は…。
おやおや、、?
これは案外、というか結構、悪くないんじゃないか?
ルートビア単品でもかなり甘いんですが、グリーンペパーミントの甘味が合わさって、より激甘な湿布飲料に。
グリーンペパーミントのミント感と、ルートビアの湿布感、どちらも潰し合うことのない超清涼感飲料が爆誕しました!
今回イチのアタリかもしれない…(あくまで個人の感想です)
どうにか南国風にして爽やかに飲みたい
マリブ+ブルーキュラソー+パイナップルジュース+ルートビア
個人的に大好きでイチオシな、トロピカル風のカクテルの仕上げにルートビアを入れてみる。
これできっと勝つる!
マリブ・ブルーキュラソー・パイナップルジュースを混ぜてシェイクし、最後にルートビアで満たして軽くステア!
んー、見た目は相変わらず悪い。いただきます!
ォェ….。
これはアカン。
今回いちばんアカンやつや…。
このトロピカルなカクテルの最後にルートビアをぶち込んだせいで全て台無しにしてしまいました。南無…。
感想。シンプルなほうが良い。
ルートビアそのものが結構甘いので、甘いリキュールと合わせるとかなり甘々なものが出来上がりますね。
コーラやジンジャーエールなど、お酒の割材としても優秀なドリンクの代わりとして使うことが期待できそうです。(湿布感がOKな人にとっては。)
かなりクセのある飲み物で、好き嫌いも分かれるので、お酒の割り材として使うのには覚悟が必要だと思い知りました。
人によってはその個性的な味わいがクセになる…かもしれないですね。
僕は今回色々とお酒を作って試し飲みしてる間にルードビアにだんだん愛着が湧いて来ました。
案外美味しくいただけるモノも創れるんだな…と。(初めはほぼ期待していなかっただけに。)
あなたも是非、ルートビアでオリジナルカクテル作りにチャレンジしてみてくださいね。
責任は一切負いませんが。
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